【猫が段ボールを好きな理由】猫はどうしてこんなにも段ボールが好きなのでしょうか。

新しい箱を置いた瞬間、スッと吸い込まれるように中へ入っていく。そして気づけば、家の中の“空き箱”はすべて猫に占領されている。
私はヒマラヤンを中心に 6匹の猫と35年以上 暮らしていますが、段ボールほど 猫が即反応するアイテム はありません。
うちでは Amazon の箱を置くと、最初に入るのはいつもワカちゃん。箱の縁を確認し、においをじっくり嗅いで、満足したように座り込みます。
それを見て他の子たちも集まってきて、あっという間に “段ボール会議” が始まります。
段ボールの何がそんなに魅力なのか。安心感? 温度? 匂い? それとも好奇心?
段ボールの魅力は、安心感? 温度? 匂い? それとも好奇心?
実はこの 「安心感」 は、猫が人を選ぶときにも深く関係しています。
▶ パパ派?ママ派?(6匹で比較)
では、猫が誰に安心感を求めるのかを詳しくまとめています。
この記事では、猫が段ボールを好きな理由を 心理・習性・実体験 の3つの視点から解説しさらに、うちのヒマラヤン6匹それぞれの「箱の入り方の違い」 も紹介します。
猫が段ボールに入る5つの理由
🐾 理由①:狭い空間で安心できる(防衛本能)
猫が段ボールを好む理由のひとつに、「狭い空間にいると安心できる」という防衛本能 があります。
猫は本来、外敵から見つからないように体を隠せる場所を選んで休む動物 です。
段ボールは軽くて薄い素材なのに、四方が囲まれているだけで “自分だけの基地” のような強い安心感を与えてくれます。
うちの6匹でも、特にワカちゃんは箱を見つけるとすぐ中へ。
体を丸めて、まるで瞑想でもしているかのようにしんと静かに落ち着いてしまいます。
アイは慎重な性格で、広い場所よりも囲われた空間のほうが落ち着くタイプ。
箱の中から外界だけをこっそり観察している姿は、「ここは安全」と確信しているように見えます。

猫にとって“狭さ”は不便ではなく、むしろ 安心とリラックスをもたらす大切な要素 なのです。
🐾 理由②:箱の温度がちょうどいい

猫が段ボールに入りたがる理由のひとつは、箱の温度がちょうど良く、心地よい暖かさを保てるから です。
段ボールは紙でできていますが、内部に空気の層があるため 断熱性に優れている のが特徴。
そのため、猫が中に入ると体温が逃げにくく、“ほどよい保温効果” が生まれます。
うちの6匹でも、特に福麻呂は冬になると段ボールが大好き。エキゾチックショートという我が家で唯一の短毛種なのでふかふかよりも 「箱の保温力」 に惹かれているようです。
また、ワカちゃんは体を温めるのが大好きで、大きな箱より 「体が入るの?」 というほどのキツキツの箱を選ぶ傾向があります(笑)
冬の寒い季節になると、我が家の猫たちはベッドではなく段ボールで眠ることもあります。
ヒマラヤンは長毛で暖かいはずなのに、あえて段ボールを選ぶところを見ると
猫にとって “保温性と居心地の良さ” が何より大事だということを実感します。
さらに段ボールは、湿度を適度に調整してくれるため、夏場でも意外と快適な場所 になります。
エアコンの風が直接当たらない位置に段ボールを置くと、自然と6匹が集まってくることもよくあります。

段ボールが猫にとって快適な理由は、季節を問わず感じられる 「適度な暖かさと湿度」にあるのです。
🐾理由③:匂い・質感への好奇心
猫が段ボールに惹かれる大きな理由のひとつは、新しい匂いやカサカサした質感が刺激になるから です。
段ボールを開ける瞬間には、うちの6匹が全員大集合。
「何それ?」「何が入っているの?」という好奇心と、「早く段ボールに入りたい!」という気持ちでいっぱいなのが見ていて分かります。
段ボールには、運ばれてきたときの匂い、お店や倉庫の匂い、そして人の手の匂いなど、たくさんの “未知の匂い” がついています。
その匂いを確かめるために、猫はまず「くんくん」「スリスリ」と念入りな匂いチェックを始めます。
特に福麻呂は、新しい箱を置いた瞬間に一目散に走ってくるタイプ。
まるで小さな探偵のように、箱の周りをぐるぐる歩きながら匂いをひたすら嗅いで、楽しそうに調査しています。
さらに、段ボール独特のザラザラした質感や、こすれるときの “カサッ” という軽い音も、猫の好奇心を強く刺激します。
アイちゃんはこの音がとても好きなのか、箱にもたれかかったり、前足でゆっくり叩いて確かめる仕草をよく見せます。
段ボールは猫にとって、
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知らない匂い
-
面白い質感
-
反応したくなる音
という、好奇心をくすぐる 三拍子がそろった魅力の塊 なのです。
🐾理由④:自分の縄張りにしやすい

猫が段ボールを好きな理由のひとつは、「自分だけの縄張りとして確保できるから」 です。
段ボールは小さく囲われた空間で、中に入った猫は角やフチにスリスリして匂いをこすりつけたり、噛んだり、爪を立てたりして「これは私の場所」 と主張します。
うちの6匹の中でも、特にアイちゃんは段ボールを見つけると真っ先にダッシュ。
ワカちゃんに先を越されないよう、素早く中へ入り、箱のフチにスリスリして自分の匂いを広げていきます。
一方、外で待っているワカちゃんは、入れない間に段ボールの端を「バリッ」「ガジガジ」。
まるで 自分好みにリフォームしている かのように噛み続けます。
そしてアイちゃんが出た瞬間、すかさずワカちゃんが中に入り込み、今度は一歩も動かない。
「ここはボクの場所!」とでも言うかのように、箱の中で堂々と毛づくろいを始める姿は
まるで 電車でやっと座れた人の表情 にそっくりで、思わず笑ってしまいます。
段ボールは猫にとって、手軽に確保できる “マイホーム”であり、小さな縄張り。
多頭飼いの家庭ほど、箱1つで“所有権争い”が起こるのも納得です。
🐾理由⑤:飼い主のそばにいられる安心感
猫が段ボールに入る理由の中で、いちばん見落とされがちですがとても本質的なのが、「飼い主のそばにいたい」という気持ち です。
段ボールは軽くて持ち運びやすいため、飼い主が置いた場所がそのまま “猫の安心ポイント” になります。
うちの猫たちも、リビングに段ボールを置くと自然とそこへ集まってきます。
我が家はマンションで、夫と私はほとんどの時間をリビングで過ごしています。
そのため、リビングに置いた段ボールは、猫たちにとって 「家族の気配を近くに感じられる特等席」 になっているようです。
特にワカちゃんは、段ボールを見るとすぐに中へ入り、こちらをじっと見上げてくれることがあります。

まるで「ここならお母さんのそばにいられる」
と言ってくれているようで、胸がふっと温かくなります。
段ボールは、好きな場所に置ける小さな避難所であり、同時に“飼い主(家族)のそばにいられるためのツール”でもあるのです。
猫にとって段ボールは、ただの箱ではありません。「大好きな人と同じ空間で安心して過ごせる場所」という、とても特別な存在なのだと思います。

私も段ボールの中でくつろぐ猫たちを見ていると、ベビーベッドに眠る赤ちゃんを見守っているような、不思議な安心感が生まれます。
【比較表:ヒマラヤン6匹の“段ボールの入り方”】
| 名前 | 性格 | 段ボールの入り方 | 行動の理由・特徴 |
| ヒナ | 甘えん坊/独占欲強め | 半分だけ入って寝る / 入口側に座る | 飼い主の顔が見える体勢が好き。囲われつつも外の様子を確認したいタイプ |
| ハナ | 慎重/観察型 | 匂いを嗅ぎ続けてから入る | 新しい匂いへの確認作業が長い。安全確認を最優先 |
| 福麻呂 | 好奇心旺盛/活発 | 開封直後に即入る / 箱の外も中も探索 | 匂い・音・触感への反応が強い“探偵タイプ” |
| ワカ | ボス気質/縄張り意識強め | 長時間出てこない / 噛む・リフォームする | 「自分の場所」アピールが強い。箱の所有権を主張する |
| アイ | 甘えん坊/控えめ | 端にスリスリして匂い付け / すぐ入る | とりあえず最初に自分の匂いをつけておきたいタイプ |
| メイ | おっとり/穏やか | 入らない | 段ボールに全く入らない。新しいものへの警戒心が強い |
📌 【段ボール遊びで注意したい5つのポイント】

段ボールは猫にとって楽しい遊び場ですが、使い方を誤ると「誤食・怪我・衛生面」のリスクがあります。
ここでは、私がヒマラヤン6匹と暮らす中で気づいた「安全に段ボールを使うための注意点」 をまとめました。
🔶 紙くず・破片の誤食に注意
猫が段ボールを噛んだり破ったりすると、細かい紙や破片を誤って飲み込んでしまうことがあります。
うちでも ワカちゃん が段ボールをかじるクセがあり、床に散らばった破片を見つけてはこまめに掃除しています。
また段ボールには、気づかないうちに ホッチキスの芯が残っている こともあるため、噛み癖がある猫ほど慎重な確認が必要です。
誤飲は腸閉塞につながる危険もあり、「遊んだ後は必ず掃除」「ホチキス痕をチェック」これだけで事故は防げます。
🔶 粘着テープの糊は危険
箱についているガムテープの粘着部分は、
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毛にくっつく
-
舐めると体に悪い
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静電気でゴミを吸着しやすい
と、猫にとっては危険要素が多いのです。
私は段ボールを使う前にテープ部分を必ず切り取る ようにしています。
以前、粘着部が体にくっついてしまい、驚いた猫が部屋中を走り回ってパニックを起こしたことがあり、それ以来とても注意するようになりました。
🔶 外国から届く段ボールは “必ず処分”
最近は海外通販を利用する機会が増えましたが、外国から届いた段ボールは 猫が触れる前にすぐ処分 しています。
理由は、海外には日本にいない寄生虫や菌が付着している可能性があるため。
段ボールは繊維が粗く、卵や汚れを運びやすい素材のため、猫の被毛に付着したら大変です。
うちでは「海外の箱=即処分」がルールになっています。
🔶 濡れた段ボールは不衛生
段ボールは湿気にとても弱く、《濡れる → 雑菌が繁殖 → 臭い・カビ》
という流れが非常に早い素材です。
猫が入る箱は、濡れたり汚れたらすぐ交換 が安全です。
特に メイ は湿った段ボールには近寄らず、慎重派の猫ほど “湿度の変化” に敏感だと感じます。
🔶 多頭飼いは“争い対策”で複数置く
猫は段ボールを「自分の縄張り」と感じるため、多頭飼いでは争いが起こることがあります(笑)
うちは6匹なので、段ボールは必ず 2つ以上 用意しています。
すると、同じ箱を奪い合うことなく、それぞれが落ち着ける場所を自然と選んでくれます。
箱の数を増やすだけでストレスが大きく減るので、多頭飼い家庭にはおすすめです。
まとめ:段ボールは“猫の安心と愛情”がつまった場所
猫が段ボールを好きなのは、ただの “遊び” ではありません。
狭い空間で安心できる、ちょうどいい温かさに包まれる、新しい匂いや音にワクワクする、自分の縄張りを確保したい、そして何よりも

大好きな飼い主のそばにいたい!
そんな猫の本音がぎゅっと詰まっています。
うちのヒマラヤン6匹を見ていると、段ボールの入り方ひとつからでも
性格の違いがはっきり分かり、「猫って本当に奥深いな……」と感じる瞬間がたくさんあります。
段ボールは猫にとって“手軽に安心できる小さな家” であり、“大好きな人と同じ空間で過ごすための場所”。
あなたの猫ちゃんが段ボールに入るのも、その行動すべてに その子なりの理由と優しさ があるのかもしれません。
これからも、猫が選ぶ“お気に入りの場所”を見守りながら、深い絆を楽しんでいきましょう。
そして、段ボールひとつで猫との暮らしはもっと豊かで、もっと愛おしくなります。

段ボール箱はそのまま置くだけで、猫たちの安心できる場所になります。段ボールを安全に活用して、愛猫との暮らしをもっと楽しいものにしてください。
猫歴35年/ヒマラヤン6匹と暮らす占い師
実体験をもとに、猫との暮らしに役立つ情報を発信しています。
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