「ちょっと、どいて〜!」と言いたくなる瞬間
「そこに乗る!?」と心の中で叫ばずにはいられない…。
ヒマラヤン6匹と毎日暮らす私の家では、「新聞を敷く=猫の祭壇を設置」くらい確実に、猫たちが狙ってきます。
とにかく「何かの上に乗りたい」!本の上、チラシ、回覧板、広げたノートなどテーブルの上にある「紙の上」が大好き。
そして、新聞や本だけでなく、パソコンに向かえば画面に猫耳、布団をめくれば占拠される――そんな“日常ジャック”の瞬間が我が家ではルーティンになっています。
家の風景を猫の視点で切り取ると、その「乗りスポット」がどんな魅力で満ちているのか、思わず納得…?
今回は、私の実体験満載で猫たちの“お気に入りスポット選び”を徹底観察・考察していきます。
猫が新聞の上に乗る理由|あえて「注目されたい」戦略?
猫は「注目を集める天才」
新聞を読んでいると、ふと乗ってくる猫。どいてほしくても、目が合うと「何か問題でも?」と言いたげな顔をしてきますよね。
これは猫の“かまってアピール”のひとつです。
我が家の新聞は、朝のお知らせではなく“猫のカーペット”。
新しい新聞紙を「バサッ」と音を立てて広げると、ほぼ100%の確率で長毛のヒマラヤンが慌てて駆け寄ってきます。
「これは私の舞台!」とばかりに真ん中でポーズ決め、時には紙を前足でホリホリ、穴が開けばご満悦。
“飼い主の手元=注目スポット”だと察知して、わざと真ん中に割り込んでくる顔はどこか誇らしげ。
私は毎朝、ニュースよりも“猫の登場劇”の観察が日課です。新聞を広げると三面記事以降のページになかなか進めません。
でも、それが可愛いくてそのまま「ハグタイム」に変わります。これが毎朝のルーティンです。
実体験:新聞を破くヒマラヤン
新聞に乗るだけいいのですが、1匹は面を“ホリホリ”して穴をあけたがります。不思議な光景です。
新しい新聞を広げる音を聞くと、どこにいても駆け寄ってきて、紙の上に乗ってポーズを決めてきます。
これはまさに「注目されたがり屋」の典型ですね。「私だけを見て!」のアピールが強めな子です。
最近は“古新聞用”に一枚敷いておくと、そっちに乗って満足することもあります(笑)
パソコンの上に乗る猫|温度と愛情、Wで魅力的な場所?
作業中に限ってやってくる不思議
パソコン作業=猫の“割り込みタイム”。
Zoom会議が始まると、画面にちらりと入り込む毛玉。キーボードの上は、ひんやりしたパーツと暖まった部分が混ざっていて、猫にとっては居心地が良いらしいです。
実際、ある冬の夜は仕事画面の前に2匹同時登場。両手に猫、それ以上は何もできず、ついには「猫会議に参加中です」と同僚に報告する羽目に。
最近は、パソコンの横に「猫専用マット」をあらかじめ設置――すると8割方はそちらで落ち着き、人間の作業スペースが死守できることも分かりました。
実体験:Zoom会議に参加したがる猫
在宅ワーク中、Zoomの画面に猫が乱入することは日常茶飯事です。
カメラの前にすっぽり座り、「うちの子が挨拶したがってます」と言ってごまかすのも慣れました(笑)
猫の参加を喜ぶ方もいらっしゃいますので「うちの秘書です。」と紹介することもあります。
乗られて困るときは、パソコンの横に“専用クッション”を置いておくと、そちらで落ち着いてくれることもあります。
クッション・ふかふかの上が大好きな理由|猫の野生本能がチラリ
猫は柔らかくて囲まれた場所が好き
新しいクッションを購入したその日、真っ先に飛び乗ったのは飼い主ではなく、ヒマラヤンズの一員。
以来「あのクッション=ボクの物」とばかり、家族の誰かが座ろうとすると、先回りして仁王立ちでブロック。
さらに、洗濯したてで匂いがなくなるとしばし空席に。匂いや形状の微妙な違いに、猫は驚くほど敏感だと身をもって実感しました。
ふかふか×囲まれ感×自分の匂い――この3つが揃えば、最強の“猫専用休憩所”が誕生します。
特にヒマラヤンのような長毛種は、クッションの感触に敏感で、お気に入りの場所を見つけると、そこでまどろむのが日課になります。
実体験:クッション“私物化”事件
ある日、新しく買ったクッションをソファに置いたところ、ヒマラヤンの1匹が初日からそこに鎮座。
以来、家族が誰も使えない“猫専用クッション”となりました。新聞や本などの固いものからフワフワしたクッションまで、猫の好みは多岐にわたりますね。
試しにクッションを洗濯したら、その夜は使われず……。
どうやら、自分の匂いが消えると“よそ者”のように扱うようです。
布団の上が好きな猫|ぬくもりと一体感を求めて
なぜ猫は「人の物」の上に乗るのか?|“匂い”と“習慣”にヒントあり
夜、ふと見ると布団の上で寝ている猫。これは猫にとって理想の寝床なのです。
夜になると、そっと布団をめくる。すると、必ず1匹が当たり前のような顔で中央を占拠。
特に寒い日、まだ自分が布団に入る前なのに、猫が既に“温まり役”を担ってくれていることもしばしばです。
私のにおい付きの寝具、その包まれ感、ぬくもりが、“帰ってくる場所はここ”というサインになっている実感があります。
ちなみに最近は「今夜は真ん中譲らない」モードの日があり、私は端っこで小さく丸まるのが当たり前に…。
猫の嗅覚は非常に優れており、飼い主の残り香を好んで追いかける傾向があります。
特に、寝具にはその人の匂いが強く残るため、安心感が高いのです。
実体験:布団“警備隊長”のヒマラヤン
うちの子のひとりは、私が寝ようと布団をめくると、真ん中に陣取って動かなくなります。
まるで「ここは私の領土よ」と言わんばかりの顔。
眠るときはそっと脇に移動してくれますが、それも日によって気まぐれ。
「今日はここで寝るから、あんた端っこね」という感じです(笑)
寒い日は、まだ自分が布団に入る前なのに猫が既に“温まり役”を担ってくれていることもしばしばです。幸せなぬくもりです。
猫が上に乗るもの・理由まとめ
好んで乗るもの | 猫の心理・理由 |
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新聞・雑誌 | 注目されている物=自分も注目されたい |
パソコン | 温かい・高い・飼い主が集中している |
クッション | 柔らかくて安心感がある |
布団 | 飼い主の匂い・ぬくもりが残っている |
対策と工夫:乗られたくないときはどうする?
猫専用の「偽ターゲット」を用意する
可愛い猫たちですが、どうしても邪魔をされたくないときもあります。
そのためには“猫避け”より“猫満足ゾーン”の設置が先決になります!
私はよく“パソコン横クッション”作戦を決行。そして”乗ってもいい本”も用意します。
高い確率で、”猫満足ゾーン”が成功しますよ。一度試してみてください。
暖房を使う冬場は、小さなホットマットを床に置くと集まってくれるなど、“温かさ”を他で用意してあげるのもかなり有効でした。
猫の好みや性格によって微細な調整が必要ですが、「専用スペースをいくつか用意したら、猫の上陸ポイントが分散して、人間の使いたい物が救われた」こともあります。
少しずつ、家族と猫双方が快適に暮らす秘訣が見えてきますよ。
温度を調整する
ヒーターやホットカーペットがあると、パソコンや布団に固執しにくくなります。
冬場の「暖かさを求めて乗る」行動には、適度な代替品を用意するのが有効です。
まとめ:猫が乗る場所には「愛」が詰まっている
結局どの“乗り場”も、愛猫からの小さな愛情表現だと受け止めています。
毎日繰り広げられる「場所取りバトル」も、“これがうちの家族の形”と思えば微笑ましさしかありません。
ヒマラヤンズ6匹の個性がそれぞれ詰まった“お気に入りスポット”――皆さんの家でも、猫ならではの“こだわり乗り場”を観察してみてはいかがでしょうか?
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注目されたい
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温かさがほしい
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匂いに安心する
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自分の縄張りを主張したい
そんな猫たちの“本音”を知ることで、ますます愛おしく感じられるはずです。
たとえ仕事の途中でも、新聞が破れても、布団が占領されても……。

その行動の裏にある“信頼”と“甘え”を大切に受け止めて、これからも猫との暮らしを楽しんでいきましょう。
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