災害時の避難について準備をすることは大切です。地震や台風、大雨による洪水や怖い津波、また火事など日々の生活が一変する状況は、決して他人事ではありません。
私自身、猫を複数頭飼っている家庭として、「いざという時、この子たちを連れて避難できるのだろうか?」と考えることがあります。
避難経験が全くない私。地震の危険性をニュースなどで見聞きするたびに、他人ごとではない!と感じました。
猫6匹との非難について、普段から準備しておかなければと強く感じます。
本記事では、多頭飼いの猫たちを連れて避難するための備えや、家庭でできる情報収集の方法について、実際の経験や調査をもとにお伝えします。
「猫と避難」は可能?まずは調べてみることから
まず、猫を連れて避難すること自体は可能です。
ただし、避難所の受け入れ体制や、他の避難者との兼ね合い、猫自身のストレスなど、考えなければいけない課題がたくさんです。
我が家は多頭飼いということもあり、「避難所で受け入れてもらえるのか?」「他の動物と一緒になって大丈夫なのか?」という、非常事態の状況で周りの方々のことも考えると簡単にはいきません。
とはいえ、猫たちは大切な家族です。置いて逃げる選択肢はありません。
だからこそ、「事前の備え」と「正確な情報収集」が、猫たちと一緒に避難するために大切なことです。
天災時の避難方法について考えていきたいと思います。
家庭でできる情報収集の方法
自治体の防災方針を確認する
まずチェックしたいのは、各自治体がどのような避難方針を取っているかを知ることからスタートしてください。
災害時の避難については、住んでいる市町村が管轄になります。
「○○市(町・村) ペット 避難所」と検索することで、ペット同行避難の対応状況を確認できることが多くあります。
私の地域でも、市のホームページに「ペットとの同行避難について」という項目はありませんでした。
災害時に割り当てる、その時に考えるなど、避難所ごとの対応状況を把握することはできませんでした。
避難所によっては「屋外に専用スペースあり」と限定することもあるようです。避難する前に具体的な内容をチェックすることが大切です。
自治体に動物と避難できるのか、電話で問い合わせてみた
ネット上の情報だけでは詳しいことが分からなかったため、近くの避難所に直接電話で確認してみました。
担当の方が丁寧に対応してくださり、「原則同行避難は可能ですが、動物は別スペースになります」とのこと。
こうした具体的な情報は、災害時に慌てないためにも、事前に押さえておくべき情報ですので実践してみてください。
地域の防災訓練に参加する
地域によっては、ペット同伴を前提とした防災訓練を行っていることもあります。
私が住んでいるマンションの年に一度の避難訓練があります。
今年(2024年)の避難訓練から動物も一緒に避難しましょう!でしたが、猫は家でお留守番でした。
しかし、訓練を通して避難所の構造や受付方法を知ることができ、非常に参考になりました。
同じようにペットを飼っている方と情報交換できるのも大きな収穫でした。
SNSや地域アプリを活用する
災害時のリアルタイム情報は、SNSや地域密着型アプリが役立ちます。私は地域自治体(市役所)のlineを登録しています。
「#○○市 避難」「#猫 同行避難」などのハッシュタグを使って検索すると、実際に避難した方の投稿や体験談を見つけることができます。
特に多頭飼いの家庭の投稿は共感ポイントも多く、参考になる内容が多いです。
猫との避難に向けた家庭での準備
猫ごとの避難セットを用意する
複数の猫と一緒に暮らしていると、避難の準備も一筋縄ではいきません。
キャリーバッグは何個必要? 食料はどれくらい? 鳴き声がストレスにならないか?
――そんな心配が次々と湧いてきます。
我が家は6匹の猫がいます。全員が成猫ですのでそれぞれにキャリーバッグと専用の避難セットを用意しています。
洗濯ネットやブランケットで猫を包んで移動すると落ち着く場合もあります。
避難袋には以下のようなものを入れています。
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フード(3日〜1週間分)
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水と携帯用ボウル
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猫砂(軽量タイプ)
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小型トイレ 料理用のパットなどプラスチック製のものが軽くていいです。
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タオルや毛布(家の匂いがついているもの)
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ワクチン証明書のコピー
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迷子札付き首輪
多頭飼いなので少々量がお多くなりますが、すぐに持ち出せるように人間用と一緒に準備しています。私はベッドの下ですが、玄関の近くが便利かもしれません。
キャリーバッグやハーネスに慣れさせておく
いざ避難となったとき、猫がキャリーバッグに入るのを嫌がったり、パニックを起こす可能性もあります。
そこで、日頃からキャリーを猫の隠れ場として使っています。中におやつや毛布を入れて慣れさせています。
ハーネスについても慣れた方がいいのは分かっていますが、まだそこまで至っておりません。
ハーネルに慣れれば避難時の装着もスムーズできるのですが、まだそこまで至ってないのでこれから準備していこうと考えています。
複数の預け先を検討しておく
万が一、避難所に猫たち全員を連れて行くのが難しい場合を想定して、親族や知人、ペットホテルの候補も考えています。
最悪は自家用車の中も考えています。
多頭飼いの家庭では、一部の猫だけでも預けられるような準備が現実的です。
避難が長期化した場合にも対応できるよう、連絡先リストやアレルギー情報などもまとめてあります。
避難するタイミングと心構え
私自身、実際に避難した経験はありませんが、台風が接近した際、「避難準備情報」が出たときにちゃん、猫と一緒の避難を真剣に考えたことがあります。。
そのとき、猫たちを見て不安そうにキャリーをのぞき込んでいました。
やはり、避難は「早めの判断」が何より重要です。高齢猫や怖がりな性格の子がいる場合は、周囲の状況よりも「猫の負担が少ないタイミング」での行動が求められます。
まとめ:猫も家族、だからこそ事前の備えを
「知らなかった」では、愛する猫たちを守れないのです。
地震や台風など、自然災害はいつやってくるかわかりません。
だからこそ、日頃から猫との避難を想定し、少しずつ準備をしておくことが大切なのです。
避難経験がないと、「自分にできるのか」と不安に思うこともあります。私もそうでした。
でも、いま一緒に暮らす猫たちを守るためには、「知らなかった」では済まされないのです。
多頭飼いならではの大変さはありますが、日常の中で少しずつ準備しておくことで、いざというときにも冷静に行動できる自信がついてきました。
「もしも」に備えることは、「今を大切に暮らすこと」につながります。大切な家族を守るために、今日からできる一歩を踏み出してみませんか?
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