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ヒマラヤンと過ごして気づいた「猫好き陰キャ」のリアルな日常と心の変化~私の体験記~

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猫を抱いてコーヒーを飲む女性と元気に犬の散歩をする女性のイメージ画像

「猫が好きな人は内向的?」そんなネットの噂を目にしたのはコロナの渦中でした。

行動制限が発令され自宅にこもって過ごす日々が3年ほど続きましたね。

自宅で過ごす時間が多くなり、ペットを飼いだす人が増えた2020年。そのころから猫ブームが始まりました。

私は30数年前から猫と暮らしいます。実際に猫と過ごす毎日のなかで、私自身の性格や気持ちにどんな変化があったのか――

今回は、私だけのリアルな体験をもとに、猫好きと性格の関係について深掘りしてみます。

一見ネタのように思えるこの話題、実は少し掘り下げてみると、人の性格と動物の性質の相性が見えてきて、なかなか興味深いテーマでもあります。

この記事では、ヒマラヤンという猫と暮らす私自身の体験をもとに、「陰キャと猫」「陽キャと犬」というイメージにどれだけの真実があるのかを分析しつつ、自分の気づきや変化についても綴っていきます。


 陰キャ・陽キャとは?簡単におさらい

私自身、昔から「人付き合いが苦手」「ひとりの時間が落ち着く」と感じてきました。いわゆる“陰キャ”と呼ばれるタイプです。

一方で、私の親友Aは、週末ごとに友人と集まり、SNSでも明るい投稿が絶えない“陽キャ”。

この違いが、ペットの好みにも表れているのか、ふと気になったことがありました。 猫好きは陰キャ?自分に当てはめてみたら…

  • 陰キャ(陰気なキャラ):人前では静かで、内向的。ひとりの時間を好み、繊細で感受性が豊かなタイプが多い。

  • 陽キャ(陽気なキャラ):明るく社交的。集団での活動や、イベントごとが好きで、外向的な傾向がある。

もちろんこの区分はあくまで俗説で誰もがその間に存在しています。

でも、「陰キャは猫っぽい」「陽キャは犬っぽい」という比喩が広まっているのは、確かに感じます。


 猫好きは陰キャ?自分に当てはめてみたら…

休日は、朝からお気に入りのコーヒーを淹れ、ヒマラヤンたちと静かに部屋で過ごすのが至福のひとときです。

猫たちは、私が読書を始めるといつの間にか隣に座り、時折こちらを見上げてくるだけ。

猫のグルグルという声と香箱座りでくつろいでいたり、お腹を上に向けてリラックスして寝ている姿をみると、ゆったりとした時間が過ぎていきます。

そんな姿の猫たちに囲まれながら、日曜日の午後を過ごすことはとても贅沢な時間です。

ただ静かに私の足元に寄り添ってくれる。その温もりに、言葉では表せない安心感を覚えました。

こうした日々の積み重ねが、「猫と静かに過ごす時間」が自分の性格に合っていると実感させてくれました。

ヒメは、あまり鳴かず、家族が帰ってきても「にゃあ!」と大声で出迎えることもありません。そっと近づき、じっと見つめてくる。

その距離感が、まるで私自身を見ているようで、「なんて静かな子なんだろう。」その奥ゆかしい姿、可愛らし姿に一瞬で虜になりました。


 陽キャは犬好き?友人の話から見えたもの

私の親友Aさんは、毎週末になると愛犬のゴールデンレトリバーと一緒に公園やドッグランへ出かけています。

以前、一緒に朝の散歩に同行したことがありました。Aさんは、犬と走ったり、他の飼い主さんと談笑したり、とても楽しそう。

犬好きはみんな友だち!その姿を見て、「犬と一緒だと、自然と人との交流も増えるんだな」と実感しました。

Aさんは「犬がいると、毎日がちょっとしたイベントみたいで退屈しないよ」と話していました。

 猫と犬、それぞれの性格を比較してみる

特徴
性格 自立的・気まぐれ 忠実・従順
コミュニケーション 自分から寄ってくる時と来ない時がある 飼い主に常に関心を持つ
飼いやすさ 静かで手間がかからない 散歩やしつけに時間が必要
付き合い方 適度な距離を好む 密な関係を築きたがる
Aさんはいろんな情報を網羅しており会話が尽きることはありません。
私はスーパーなどで知り合いを見つけたら柱の影に隠れて、気が付かれないようにしますがAさんは自分から声を掛けて社交性を発揮します。
私はお天気の話しか持ち合わせていない。流行にもうとく、ほとんど会話が続かない。
Aさんに限らず犬好きな方は元気で明るいアウトドアの方が多いですね。

 ヒマラヤンとの暮らしで知った“陰キャ的幸せ”

では、私が猫たちと暮らし始めてどう変わったのか。

猫たちと暮らし始めてから、私の生活リズムも少しずつ変わりました。

例えば、以前は休日も忙しくあれこれと家の仕事ばかりをしていましたが、今は猫たちと一緒に日向ぼっこをしたり、のんびりする時間が増えました。

特にヒメは、私が体調を崩した時も、私の枕元で静かに丸くなってくれます。

冬の寒い時期は私の体にぴったりと身を寄せ、お互いの体温を感じる幸せは「猫のお母さん」冥利につきます。

何気ない仕草ですがその存在に何度も救われています。

また、猫と暮らすことで「ひとりの時間=寂しい」ではなく、「自分を大切にできる時間」だと前向きに考えられるようになりました。

以前は、「ひとりの時間が好き」と言うと、孤独で寂しい人・誘いにくい人など変に思われることもありました。

でも、ヒマラヤンと暮らすうちに、「静かに過ごす日々には深い意味がある」と思えるようになりました。

猫が好きな人は、決して「暗い」のではなく、自分の内面としっかり向き合える人。

猫との日々は、そんな自分に自信を持たせてくれたのです。

一人を楽しめる、まさに「猫のような人」だと思います。


■ ネットで見つけたアンケートと自分の分析

実際、ネットで「猫好き 性格」などと検索すると、「猫好きは内向的」「犬好きは外交的」といったアンケート結果が多く見られます。

ただ、私自身は「猫好き=暗い」ではなく、「自分のペースや心地よさを大切にできる人」だと感じています。

猫たちと過ごす中で、静かな時間の価値や、他人と比べない幸せの形を見つけられたことは、私にとって大きな発見でした。

実際、某大手アンケートサイトでは、

  • 猫好き:ひとりの時間が好き・想像力が豊か・繊細

  • 犬好き:チームワークを重視・社交的・エネルギッシュ

という傾向があるとのこと。まさに、陰キャと陽キャの違いに近いと感じます。

もちろんすべての人に当てはまるわけではありませんが、「なるほど、傾向は確かにあるな」と、自分と友人の例を思い返して改めて思いました。


■ まとめ:猫好きも犬好きも、自分らしく暮らせるのが一番

「猫好き=陰キャ」というイメージがあるかもしれませんが、実際にヒマラヤンと暮らしてみて、「静かな毎日」や「自分のペース」を大切にできる幸せを実感しています。

友人のように犬とアクティブに過ごすのも素敵ですが、私はふゆと過ごす穏やかな時間が何よりの癒しです。

もし「自分は猫派だけど内向的でいいのかな?」と悩んでいる方がいたら、ぜひ自分の感性を大切にして、ペットとの暮らしを楽しんでほしいと思います。

猫たちと暮らしてきた日々は、私にとってかけがえのない時間です。静かで優しい、だけどどこか芯のある猫。

その姿に、自分を重ねながら、安心して暮らしています。

世間のイメージや「○○キャラだから〜好き」といったステレオタイプに縛られるのではなく、自分の感性を信じて動物と向き合うことで、もっと豊かな暮らしが広がると私は信じています。

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